私の本棚

出会った本の数だけ自分をアップグレード! 赤羽氏の「ACTION READING」を基にした 読書記録のブログ

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『平家物語』信濃前司行長?(鎌倉前期)

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 日本で高等教育を受けた人なら8割方暗唱しているフレーズではないだろうか。この続きを言える人は3割切る気がするけれど(かく言う私もその一人 笑)。 平家物語は、平家の滅亡を描いた「軍記もの」というジャンル…

『俯瞰力』やましたひでこ(2011)

「ちっちゃい子二人いるのにスッキリ片付いてるよね!」ってよく言われた。 でも私は知っている。 必要な時に必要なモノが見つからず、イライラしているコト。子供部屋が、物置部屋になっていて、開放厳禁なコト。お客さんが来るときは、とりあえず目に入る…

『枕草子』清少納言(平安中期)

1000年前の時代を生きた女性が、何を思い、何に喜び、何を憂い、何に思いを馳せたのか。31文字の世界から飛び出して、筆者の見る世界を随筆という形でもっと自由に軽やかに表現したこの作品は、現代を生きる私たちが見過ごしてしまっている日々の「をかし※…

『徒然草』兼好法師(鎌倉後期)

古典文学は敷居が高い。だけど教養として一度は読んでおきたい。こう考える日本人はきっと多いはず。そんな時は、図書館の児童書コーナーを是非のぞいてみてほしい。文字も大きく、難しい言葉も少なく、挿絵も可愛い古典の本がずらり。 今回は、表紙に描かれ…

【映画】麗しのサブリナ(Sabrina) 1954年

身分の違いで諦めなければならない恋を胸に、フランス留学で麗しさに磨きをかけて戻ってきたサブリナ。追いかける恋から一転、2人の男性の間で揺れ動く。 彼女のチャーミングな仕草や会話で堅物仕事一辺倒だったライナスが自分の本当の気持ちに気づいていく…